McGuffinマクガフィン

特急二十世紀のMcGuffinマクガフィンのレビュー・感想・評価

特急二十世紀(1934年製作の映画)
3.6
殴る、蹴飛ばすは男だけに許された行為ではない。

同年公開された「或る夜の出来事」に比べるとやや物足りない印象はあるものの男女の立場が同じ、いや、逆転しているのが痛快でその点は優れている。

舞台演出家と女優。
同じ業界、同じ土俵にいる。

これに気の強さが加われば女の方が圧倒的に優位なのだ。

ホークス節の効いたスクリューボールコメディの片鱗があった。

振り回される管理人のオリバー。
オスカーやセイディ(付き人のおばちゃん)の暑苦しい顔芸が面白い。
秘書の女性、メガネを外したらあら美人の典型ではないか!

そして列車のシールおじさん🤣
癖強すぎ!都合よく登場する大富豪!

『〈雨〉の宣教師ごとき裏切りだ』
S・モームの小説のことだろうな。

「赤ちゃん教育」「教授と美女」「ヒズ・ガール・フライデー」
次々と名作が生み出されていくんだよな。