すえ

特急二十世紀のすえのレビュー・感想・評価

特急二十世紀(1934年製作の映画)
4.4
記録

フィルム上映での鑑賞。

ハワード・ホークスの初期作品でもあり、彼のスクリューボールコメディの原点。名優ジョン・バリモアの、主演としての最後の作品でもある。

狂ったように喋る、しかしその台詞回しの巧みさに度肝を抜かされる、めちゃくちゃに面白い。

異常なほどのトンチキ騒ぎ、女は叫び、男も声を荒らげる。どちらも殴り、どちらも殴られる。男と女の立場が逆転する、それは寧ろ同等ということか。
嘘をつき、また嘘をつく。映画は嘘でできている。

兎に角癖が強い作品だった、フィルムで観れて良かった。

2024,63本目(劇場17本目)3/16 プラネットプラスワン
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