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里見八犬伝のPulitanのレビュー・感想・評価

里見八犬伝(1983年製作の映画)
3.1
セーラー服と機関銃以来の薬師丸ひろ子ファン。戦国自衛隊以外は映画館で全て観ていたつもりだったけれど、こんな映画があったんだなー。
可憐な真っ白な感じと、濁りのない声が好き。

八犬伝は子供の頃にNHKの連続人形劇「新八犬伝」人形師・辻村ジュサブローの記憶しかないが、子どもながら、なんといっても玉梓の怨霊が怖かったな。
この映画の夏木マリはそれに匹敵するほど。違和感ないし、血の湖から出てくる妖艶な美しさは体張ってるなーってプロ意識が見える。
志穂美悦子の美しいキレのある演技ひとつ見るだけでお得感ある。
千葉真一、真田広之、京本政樹、岡田奈々と、周りを締める俳優陣が豪華すぎ!声だけ出演が松坂慶子だし…
原作とは大きく違うみたいだけれど,これはこれで楽しめる。
セットもアクションも非常に見応えがあるんだけど、大きな不満点は3つ。
ひとつは無駄に長いラブシーン。これは要らん。
2つ目の不満は音楽。じゃじゃじゃじゃーん!みたいな効果音。むしろ邪魔してるのでは?
そして最大の不満はエンディング。なんかこれのおかげで超チープなスケールの小さい話になってしまった残念さ( ; ; )
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