絵の線は下書きを消し切っていないのか1本線ではなく何本も重なっていて、人が手書きで仕上げたであろう跡があり、語彙力がなくて恥ずかしいけれどなんだかエモい。
クラッシックディズニーの良さが沢山詰まっていて、イラストや登場人物のキャラも全てが微笑ましい。テンポ良くコミカルに進むので、終始にこにこしながら観てしまった。
また、ディズニーのアートのセンスにも感動する。
泡や粉砂糖のあの煌めいてる感じはどうやって出してるんだろう?
どこを切り取ってもなんだか絵になる。
そして、台詞もまた良い。
「愛は魔法よりも強く、魔法でもどうしようもない」
特にマーリンの台詞は、上記の様に作中だけでなく現代の私達にも魔法を掛けてくれる。
時代を越えた名言が沢山散りばめられていて、人としての強さ、正しさとは何だったかなとふと考えさせられる。
ただストーリーに重さや深さなどなく物語的にはいまいちなので、正直好き嫌いが分かれやすいとは思う。
現代のディズニー作品の様に盛り上がりが分かりやすい物とは違うが、映画を観てる時だけはあの頃の様な純粋な子供の頃に戻れた様な気がした。
嫌な現実を脱ぎ捨てて、アラサーの私が魔法をちょっぴり信じたくなった映画でした🧙🏻♂️🪄