矢吹健を称える会

にせ刑事の矢吹健を称える会のレビュー・感想・評価

にせ刑事(1967年製作の映画)
1.6
 すべてにおいて低水準、つまらなくて脱力する。緊張感の欠片もない。物語として駄目というのもあるが、それ以上にテンポが悪すぎる。中盤以降の誘拐事件も珍妙な描写の連続、捜査シーンから殴り込みあたりまでは(ユル~いジャズの劇伴含め)新東宝の出来の悪い作品のようだ。
 そもそも勝新を、あの勝新をここまで凡庸に映すとは……安田公義とか池広一夫あたりが撮っていたら絶対もっと良くなっただろうに……。