懐かしき昭和の香り漂うロマンポルノ。そして懐かしき鎌倉、横須賀線。美しき宮下順子。序奏とロンドカプリチオーソに始まるヴァイオリン基調のロマンチックな音楽の数々。やっぱりヴァイオリンって官能的。お茶を点てる行為のいやらしさ、生まれて初めて気付いた。欲求不満の孤独な人妻が溺れる性の快楽、ロマンポルノの様式美ね。変態いたずら痴漢電話とか21世紀の到来と共にもうなくなっちゃった。 エロス全振りであんまりひねりはないけど無駄に格調高くて美しくてこういう作品大好き。「鎌倉夫人童貞倶楽部」より鎌倉感が高いけど、「鎌倉夫人童貞倶楽部」のほうが作品としては優れている。
