無理がある復讐劇
ストーリー
ニューヨークでラジオパーソナリティをしているエリカ・ベインは婚約者デイビッドとの結婚を目前に控えていた。ある夜散歩をしているところを暴漢に襲われ、デイビッドは殺され自身も瀕死の重傷を負ってしまう…。
主演 ジョディ・フォスター
監督 ニール・ジョーダン
今作は物足りない。
ストーリー的にかなり大胆で派手な復讐をしているが、荒めの設定と終盤の展開が作品をぶち壊している。
昔はこういった復讐劇映画を望んでいたが、今観ると矛盾とお粗末な展開に思えてしまう。
特に嫌なのは電車の中のシーン。
ただのサイコパス。何故かはわからないがあのシーンは白人至上主義的に見えてしまって嫌悪する。
物語が進むにつれて主役のエリカに有利な物語展開にも嫌気がさす。
良かった点はテレンスハワード
彼の警察署内を一生懸命走る姿勢は好き。
ジョディフォスターも悪くはないが「私絶対負けないんで」が強すぎて応援する気にならない。その割に悲劇の主役感をずっと出しながらの展開にちょっと疑問。
Netflixドラマのセンス8出演のナヴィーンアンドリュースがチョイ役で出演。サプライズ登場は嬉しい。
制作総指揮ににジョディフォスターの名前がクレジットされてるので、彼女が望んだ映画なのだろうが、このタイプの映画を作れる少し拗らせた観点だとはおもわなかった。
長いしオススメはしない。
イコライザーの方が断然楽しい