私は恐怖をまだ知らない。
恐怖を分かった気になってる。
ただの幸せな1人の女が失った物は計り知れずもう昔の自分には戻れなくて。
でも、戻りたいって気持ちは絶対にあって。
以前は知らなかった恐怖、目につかなかったもの、人の優しさ冷酷さ。
悪いことがかなり多かったけど、いいことも少なからずあって(それが起こらなければおそらく知り得なかった事)
それを無視しきれない主人公の心のブレが良かった。
銃が当たり前にある社会って怖いけど銃がなくても人は人を殺せる。
悪いやつは法なんて関係無しに暴れてて善人は法で縛られてる。
理不尽な世の中で理不尽に愛する人を失った時その感情が向かうのは社会か？人か？それとも自分？
