自警団的な映画で言うと「狼よさらばシリーズ」が有名でいろいろな派生映画があります。
本作もその一本と言った感じ。
違いは主人公が女性だと言う点(ジョディ・フォスター綺麗すぎる!)
そして狼との差は、あくまでエリカは暴漢に襲われた恐怖から護身用で銃を手に入れたと言うこと。
他の映画は復讐に囚われて暴力の世界に入るのに対して、身を守る事から暴力の世界に入ってしまったこと。
結果、似たような物ですが前提が違うので映画の本筋が意味するものが別物なのです。
等しく暴力と報復の中に入れてしまう、老若男女誰でもが。
そんな考察が楽しめる映画でした。
もちろんジョディ・フォスターの演技もいいし(綺麗だし)普通に観ても楽しめます。
初見では「おいおいジョディ・フォスターだぞ! 暴行されるだけで済まされるはずないだろ! こいつら告発の行方みてないのか!」とおもいましたが、そこまでやると作品として重すぎる気もするので、まあ良しです。