壮大で今にも飲み込まれそうなほどの映像の連続。
画面いっぱいに永遠と広がる壮大な砂漠とその中で細かく動く人の影。
壮大なテーマや映像の中に細部まで計算し尽くされた緻密で完璧とも言える演出がなされていて、その演出の意味するところを理解すると、その凄さに心から感心します。
首長が着る真っ白な、純白な、衣装を心底嬉しそうに着るロレンスを観ているのがホントに幸せでした。笑
しかしその純白だった民族衣装も次第に汚れていく。
そこに
イギリスとアラブとの間で板挟みになり、苦悩し、純粋だったロレンスが穢れていく様子が映し出されていたりととにかく細かい演出がすごく効いています。
その辺のデビット・リーン監督の意図した演出をできる限り理解できるようになりたい!
何度観ても楽しめそうです。
ただ、4時間弱と長すぎるので相当覚悟は必要ですけどね。笑
いやー、デビット・リーン監督を尊敬するスピルバーグが協力して完全版と言う形でここまで復元し完成に近づけてくれたことに感謝です。
ほんといろんな映画に影響を与えた素晴らしい映画ですね。
ただ、ロレンスって名前のせいで
不意にどアップのたけしの「メリークリスマス。メリークリスマス、Mr.ローレンス」が浮かんでしまってすごく邪魔でした。笑