よふかし

アラビアのロレンス/完全版のよふかしのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

長かったな〜!笑
結構見たしそろそろ終わりかな?と思ったらまだ半分以上あって戦いた😂そりゃジョセフも寝ちゃうよ😂わたしも途中やばかった😪

CGじゃない広大な砂漠とかアカバ攻略戦とかノンフィクションならではの無常さとか……まあ見てよかったと思うけど、全体的には好みじゃなかったかな〜。ノンフィクション映画って、盛者必衰を描いてることが多いから何とも言えん後味の悪さがある。
英雄と呼ばれたロレンスが、人々に羨望を向けられることに酔い、けれど敵に捕まって拷問にかけられたことで精神的に不安定になって、最後は味方からも見捨てられ厄介払いされて隠居先で事故って死ぬ。
完璧な人間も万人から好かれる人間もおらんのやなって思う。華やかな時間を過ごしても、ずっとは続かない。ウーン無常……
やっぱり見てるとロレンスを応援しちゃうから悲しくなっちゃったな。砂漠を愛し、ラクダで砂漠を駆け抜けたロレンスは、最後には砂漠への愛はないと口にする。砂漠の民族がラクダで移動する横を車で通り過ぎたとき、ロレンスはどんな気持ちやったんやろう。重荷を下ろしたような気持ち?何にせよ、この道が完全に分かれたシーンは切なかった。でも好きやった。

〜ロレンスのイケイケ期の好きな台詞〜
ロレンスがついてきてない仲間を助けに行くと無茶を言うから、他の仲間から「アカバに行かないのか?」って聞かれたときの台詞‼️
「必ず行くとも!私が書いた運命だ。ここ(頭)にな。」
そんで持って無事助けてから「運命なんてないんだ。」
カッコ良い‼️‼️‼️映画においてロレンスのやってることは熟慮の末の行動ではなく、言っちゃえば蛮勇ばっかりなんやけど、結果的に成功してるから「英雄」なんよね。でもその成功を引き寄せてるのは紛れもなくロレンスの情熱やと思うから、自信たっぷりの台詞がよく似合う。
そんなロレンスも、人殺しを楽しんだり拷問に一種の快楽を見出してそうやったりする破綻した側面があるのが人間の複雑さ。このあたりを誤魔化さずえがくところがノンフィクション作品の良いところであり、苦しいところやね。
よふかし

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