三隅炎雄

馬賊やくざの三隅炎雄のレビュー・感想・評価

馬賊やくざ(1968年製作の映画)
4.0
日本侠客鶴田浩二、満州国に渡り、アヘン密売と廃棄武器横流しで私腹を肥やす関東軍と戦争商人を皆殺しにする。任侠映画と当時流行のスパイ映画、西部劇・戦争映画でお馴染みならず者部隊ものアクションをかけあわせた。日本人として恥ずかしくないのか、みたいな台詞を鶴田はやたら吐くのだけれど、最後は日本から自由である道を松方と選んで、岡本喜八『独立愚連隊』と連帯する。
近衛十四郎・松方弘樹・遠藤辰雄・待田京介・桜町弘子・藤岡重慶、見せ場たっぷり、桑原幸子も大活躍でTV『プレイガール』ファンも見逃せない。脚本笠原和夫・高田宏治・小沢茂弘で3人それぞれの美質が上手に発揮されていて、大変愉快な作品に仕上がっている。
三隅炎雄

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