12ヶ月のシネマリレー。
1984年公開のイギリスの青春群像劇。
1930年代の全寮制男子校を舞台に愛と思想とスクールカーストに苦しみもがくイケメンたちの姿を描いてます。
明確な起承転結はない感じ。
ある意味で日常系ですかね。
年老いたガイの回想という前提が実に効果的。
大小のエピソードを切り貼りした構成が思い出のアルバムをめくるような手触りを生んでました。
特筆すべきは画作りの美しさ。
木々と建築と衣装。
どれだけ再現性が高いのかはわからないけど、英国文化史の雰囲気を味見するレベルとしては十分でした。
空間を感じさせる音の使い方もよかったです。