みゅうちょび

君への誓いのみゅうちょびのレビュー・感想・評価

君への誓い(2012年製作の映画)
3.0
いや〜、もどかしいヽ(´o`;
なんと、実話なんですね!

事故で夫の記憶を失ってしまった妻とその夫の葛藤と奮闘。

自分の記憶の中に全くない男性から僕は君の夫だから、一緒に暮らしましょうと言われても、そりゃ不安だよね。

結婚式のビデオを見たりしても、え〜?!これ本当にわたし?ってなるだろうし、例え彼が素敵な人であったとしても、この2人の場合、記憶にある婚約者と夫が全くタイプが違い過ぎて…
つまり、人生に大きな変化を与えてくれたのがこの夫で、そこの記憶がないもんで、非常に受け入れがたいのですよ。
事故後、過去で生きようとする妻と、現在に生きている夫と…この夫の苦しさとかもどかしさとかは半端ないよね。

ドラマチックに事が運ばないところが実話ベースで、そこがとてもわたしは好きです。

彼女の中の大きな疑問は、恐らく、自分がなぜこの人に惹かれたのだろう?というところだと思う。結婚に至るまでに、今は全く魅力を感じないこの男のどこに結婚を決断させるものがあったのか?
そのことが、彼女の中で本当に少しずつ、あー、この人のこういうところに惹かれたのかもしれない…っていう気づきの表現がとても自然で良かったです。

人を好きになるということには、理由はない。

だから、それを検証することは実に難しく、だからこそ奇跡的なことなのでしょう。

2人の間のケミストリーは、その時の2人の状況や環境など様々なことが必然的に一致して初めて起こるのだなと。全く知らないもの同士が出会って結婚するということの意味の深さがよく表されていたと思います。更には、魂の絆までも。ソウルメイトってやつですね。

しかし、もどかしかったー。

チャニング・テイタムというキャスティングがこの役にはちょうど良かったなと思います。実物とも何気に似てますし…
夫と言われて、へ?って思っちゃうような、たくさん噛みしめてみないと味が分からないような感じでしょ?(^◇^;) 実際、観ている私も次第に彼の良さが分かってきたのですもの。
レイチェル・マクアダムスがマジ可愛い!そりゃ放したくないよね!こんな可愛い奥さん。

妻の家族の事とかは、なんか作り話っぽくて要らなかった気もするけど…

うん!でもこういう余韻のある結末が、わたしは好きです!
みゅうちょび

みゅうちょび