『総長の首』を丁寧に描いた同じく中島監督による大阪戦争実録作品
志茂田景樹原作
三船敏郎、菅原文太、若山富三郎、鶴田浩二、丹波哲郎、錦野旦、梅宮辰夫……
と、滅茶苦茶豪華なキャスト☆
ですが、こちらは女性陣たちについてもじっくり描かれているのが良いです。
極妻とは違う、静かに耐えて尽くす、しかし強く逞しい妻であり母の顔をした女性たちでした。
岡田茉莉子、素晴らしい！！！
三代目谷口組組長、田所(三船敏郎)が襲撃された。
若頭の河上(菅原文太)たちは、犯人である敵対する酒田組系チンピラ近江(錦野旦)を探しつつ、報復を開始する。
しかし、若頭補佐の権野(若山富三郎)が暴れたり、マスコミや警察による煽り、田所の家族問題、後継者争いなどが次々と勃発して……
田所の妻ひろ子役が岡田茉莉子。
凛とした姿の肝っ玉母ちゃんだけど、田所と2人になると弱さがホロリと垣間見えるのがイイ！
三船敏郎は相変わらずイケボで落ち着くなぁ～
若山兄貴は1人激しくて半分くらい聞き取れなかったw
突然お経あげたり滝行したり、いつも通りで安心するぞww
文太は安定のヤクザっぷり。
丹波も食えないイケオジぷりぷり。
鶴田浩二は病気だったらしく、今回は大人しい田所の主治医役でした。
志茂田景樹は普通の髪色でカメオ出演。
錦野旦と秋吉久美子はまだまだね。
脚色は多々あるようですが『総長の首』より観やすいので、大阪戦争をサクッと知るには良いかもしれません♪
140分あるけど(笑)
