QTaka

ダイ・ハード2のQTakaのレビュー・感想・評価

ダイ・ハード2(1990年製作の映画)
4.1
クリスマスに見る映画といえば、これ!
エンディングの”Let’s It Snow”がすぐに浮かんでくる。
マクレーン刑事の活躍に拍手喝采
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純粋に楽しめる映画と共に過ごす至福の時間。
ストーリーも、次に現れるシーンも、セリフさえもわかっているのに、それでも見たくなる、見てしまう。
ブルース・ウィルスの危機一髪な演技が頼もしい。
ストーリーが幾重にも危機を生み出す。
既に分かっているのに、ワクワク、ドキドキする。
ブルース・ウィルスがかっこいい以上に、このストーリーが魅力的なんだろうな。
脇役たちが、頼もしく見えたり、悪役たちが、どんどん憎らしくなる。
こう言う風に、見るものをストーリーに巻き込んでくれるんだな。
画面の前に、じっくり座り込んで楽しめるのは、こういう演出があるからなんだな。
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ラストシーンの素晴らしさをあげると、この映画は最高だと思う。
炎上するジャンボジェットの炎と煙の中を、ぞくぞくと降りてくる翼が生み出す乱流が実に美しい。
翼が生み出す乱気流は、通常あまり目にすることはできない。
離着陸する飛行機の翼や、エンジンバーストしたフォーミュラーカーなどで見ることがある。
この映画のラストシーンは、その乱流をアートとしてスクリーンに映画いて見せたのだ。
この演出は「おみごと!」と言うしか無い。
そして、バックに流れてくる”Finlandia”が、意気揚々と降りてくるパイロット達の気持ちを表し、見ている私達の心を盛り立てる。
これがこの素晴らしいエンディングを心に刻み込んでくれる。
忘れられないエンディングが完成したわけだ。
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この映画は、何度も見ているけど、またいつかクリスマスに見るんだろうと思う。
この映画のエンディングの“Let’s It Snow”は、格別だからね。
そんな素敵な映画を堪能して、今年もそろそろ終わりに近づいている。
今年も映画も少し振り返っておかなきゃな。
来年も、年明け早々から素敵な映画が目白押しだ。
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