すずす

有頂天時代のすずすのネタバレレビュー・内容・結末

有頂天時代(1936年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

アステア、ロジャースのコンビ6作目にして代表作と云われる一本。監督はジョージ・スティーブンスで、音楽はジェローム・カーンで、挿入曲に大ヒット「今宵の君は」がある。

以下は粗筋。

ラッキーが楽屋で着替えている。近くの式場で、マーガレットが待っていて、急いでいるが、人気ダンサーのラッキーが抜けるのを阻止したい団員が結託して、邪魔をする。裾に折り返しのない流行遅れのズボンじゃダメだと、ズボンを取り上げ、ラッキーは結婚式に遅刻。マーガレットの父親は激怒、ラッキーがニューヨークで成功し2万5000ドル稼いがないと、結婚は許さないと言われる。

ラッキーは相棒ポップを連れ、ニューヨークへに行く。金のない彼等は、通りすがりの女性ペニー(ジンジャー・ロジャース)に両替を頼み、ポップは25セントを盗む。ペニーを怒らせてたラッキーが、彼女の後を追うと、彼女はダンスの講師。ラッキーが踊ると、学院の経営者はペニーとコンビで人気クラブへの出演を斡旋。

しかしラッキーはタキシードを用意できず、出演は取りやめになる。さらに、ペニーが好きな人気バンドの指揮者が横恋慕。三人の三角関係は、ラッキーの田舎の婚約者マーガレットも交え、複雑な様相を呈しはじめる------

前半なドラマ中心に奇天烈なシチュエーションで笑わせますが、徐々にルーティンのダンスと歌にシフト。このバランスの良さが、評価のポイントでしょう。
すずす

すずす