🎥あらすじ
ハリウッドのサンセット大通りには、かつてサイレント映画で活躍した大女優のノーマ・デズモンド豪邸がある。時代は有声映画。過去の栄光を忘れられず、いつかまた活躍することを夢見るノーマの元に、売れない脚本家のジョー・ギリスが現れ彼女が自作した脚本を手直しすることに。
✍️感想とその他メモ:
ビリー・ワイルダーがコメディ作品を作るようになる前のフィルムノワール時代の一本。
本作は監督がハリウッドという世界、光と影を描きたいというところから生まれたようです。
ノーマ役のグロリア・スワンソンの演技が素晴らしく、狂気のラストシーンでは特にその演技力(もはや憑依力)が際立っていて頭から離れません。
ノーマという人物のクレイジーさは去ることながら、召使いのマックスもなかなか。
印象に残った台詞は、ジョーがノーマに「君はかつては大物だった」というと、ノーマは「私は大物よ。小さくなったのは映画のほうだわ」と回答するところ。お見事。
とにかくいろんな意味で恐ろしく、そして面白い映画でした!