ジャン=ピエール/リュック・ダルデンヌ監督作。
ベルギー国籍取得のため偽装結婚した女性の葛藤を描いたドラマ。
ベルギーの名匠ダルデンヌ兄弟による人間ドラマの秀作。ベルギー国籍取得のため薬物中毒の…
偽装結婚をして、早く離婚して新たな偽装結婚相手と結婚して、お金を稼いで恋人と店を持つことを夢見るロルナ。偽装結婚相手が亡くなってしまう。願ってたことなのに、死んでしまうとそれは自分のせいではないのか…
>>続きを読む〈偽装結婚~死別〉を繰り返す悪に手を染めてまで祖国の恋人と一緒に暮らすことを夢見る女、ロルナ。夫婦という仮面を被りながらも真っ直ぐな目で救いを求めてくるポンコツ偽物夫クローディにいつしか情が湧き…。…
>>続きを読むダルデンヌにしては少し引いた、抑制されたカメラワーク。他の長編作品に比べると観られていないようだが、とても素晴らしい作品。展開がスリリングで、脚本にもグッとくる。ロルナ役のアルタ・ドブロシの演技も素…
>>続きを読むテーマ的にヘビーそうで緊急事態宣言中はみる気になれなかったけど、いつまでも明けないので、思い切って観てみたら、想像を超えてよかった。
偽造結婚に殺人幇助とイリーガルに手を染めるのに、純粋で清潔感し…
2009年日本公開。監督・脚本はダルデンヌ兄弟。カンヌで脚本賞受賞。
アルバニアからベルギーにやってきたロルナは、国籍を取得するために闇ブローカーファビオの手引きでクローディという麻薬中毒者の男と…
いまも昔も変わらない。グレーなことして生きる人々。
偽装結婚、偽装の生活。ロルナがほんとうに愛したものはなんだったのだろう。産まれていない子どもか、それともソンムか、あるいはヤク中の男なのか、それと…
故郷にいる恋人のために国籍を取得しそのためにヤク中の男と偽装結婚をするところから始まり、表面上だけであった関係性に思わぬ愛が芽生えてしまう。夢のためとはいえその過程で誰かが不幸になっていく姿を淡々と…
>>続きを読むおよそ7年ぶりの再見。
当時は何かとんでもないものを見た気がしたけど、見返したらそうでもなかったあるある。多分「バルタザールどこへ行く」辺りのイメージが合わさってた。リアリティから内的・神秘的な世界…