なちゅん

ロルナの祈りのなちゅんのレビュー・感想・評価

ロルナの祈り(2008年製作の映画)
3.6
観終わってから日本版のキャッチコピーをもう一度読んで、ああ、彼女が信じたのは自分自身が心の底から生み出す「愛」なのだ、と気づいた。
それは実際には存在しない、想像妊娠の子供に対するものだけれど、それをロルナは信じなかったのか信じられなかったのか、直向きに守り抜こうとする。
それは彼女自身を守ることであり、いつしか情がうつっていた(かもしれない)クローディを守ることだったのだと思う。ある種の贖罪というか。
笑顔が儚くて、せつない。
なちゅん

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