ブレッソンとケンローチを合わせたような感じ
他作品のような没入感と緊張で
ダイレクトに不条理を伝えるのではなく
ダルデンヌ作品にしては控えめなカメラワークが彼女の変化や薄暗い日常を繊細に映し出して…
ロルナの一瞬見えたあの笑顔が素敵すぎた
想像しきれない範囲で物語が展開されていくとき、その彼女の心を一緒に体験しているような、なんというか、体験といったら第三者的な感じで少し遠くなってしまうからち…
ダルデンヌ兄弟の2008年作。国籍を得るために偽装結婚するような実在する世界の話。アルバニア移民の女、ロルナがベルギー国籍を取得する為に現地の麻薬中毒の男と結婚し、その男がオーバードーズで死んだら次…
>>続きを読むヤク中男との偽装結婚でベルギー人になった主人公のアルメニア移民が、ブローカーから続くロシア人との偽装結婚を迫られ、自然な離婚を装うためにヤク中男の殺害を命じられるが、中毒から必死に抜け出そうとするひ…
>>続きを読む冒頭〜映画の中ではちょこちょこと金銭のやり取りの様子が描かれていたけれど、
ヤク中のクローディアは金銭以外のもの、愛情や救済などを必死に求めているように見えて切ない限り…
終盤は、恋人に向かって、結…
2009年日本公開。監督・脚本はダルデンヌ兄弟。カンヌで脚本賞受賞。
アルバニアからベルギーにやってきたロルナは、国籍を取得するために闇ブローカーファビオの手引きでクローディという麻薬中毒者の男と…
いまも昔も変わらない。グレーなことして生きる人々。
偽装結婚、偽装の生活。ロルナがほんとうに愛したものはなんだったのだろう。産まれていない子どもか、それともソンムか、あるいはヤク中の男なのか、それと…
故郷にいる恋人のために国籍を取得しそのためにヤク中の男と偽装結婚をするところから始まり、表面上だけであった関係性に思わぬ愛が芽生えてしまう。夢のためとはいえその過程で誰かが不幸になっていく姿を淡々と…
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