およそ7年ぶりの再見。
当時は何かとんでもないものを見た気がしたけど、見返したらそうでもなかったあるある。多分「バルタザールどこへ行く」辺りのイメージが合わさってた。リアリティから内的・神秘的な世界…
このレビューはネタバレを含みます
クローディをお父さんだと言いながら
お腹に居ると信じている我が子に語りかけるシーンは切ない
でもロルナが生きていこうとする強い意志と希望を感じた
クローディの自転車を追いかけた時に見せたあの笑顔…
「君を見ていれば耐えられる」
恋以外の何ものでもないですね。
そしてロルナが笑ったのも、この時だけでした。
クローディにとってロルナは、はじめは縋るだけの相手だったのかもしれない。だけど、クローデ…
笑顔でクローディを追いかけるロルナ。束の間の幸福が切ない。
度々あらわれる鍵とお金が印象的である。
ロルナは引き出しの鍵もロッカーの鍵もしっかり閉める。けど、クローディにせがまれても家の鍵は閉めない…
このレビューはネタバレを含みます
[幻想で生き延びる]
ロルナにとって、自分達の夢の為に、麻薬中毒者が殺されるのは耐えられないだろう。しかも、段々、彼に愛情を感じるようになっていたのなら猶更。アルバニアから逃げ出して、他国で…
ダルデンヌ兄弟監督作品、私にとっての第4弾。これまでの3作品(「少年と自転車」「息子のまなざし」「ある子供」)と同様にエンタメ要素ゼロ、BGMなし、状況説明なしのドキュメンタリー風。これまでと同様に…
>>続きを読むダルデンヌの作品の中でもかなり響いた
ありきたりなストーリーと言われればそうなのかもしれないけど、想像を絶する決意や想いも、生活のなかでの感情の揺れとか佇む間とかある意味普遍的なのかもしれない言葉に…