聴覚障害の子ども、夫の暴力、というワードから観るのを躊躇していたけど、DVシーンはないし、説明しすぎない抑えた演出がよけいに心に残る作品でした。
あまり前情報を入れずに観てほしい、とっても素敵な良作です。
スコットランドの港町グラスゴーが舞台で、雰囲気がとてもよいのです。町の雰囲気だけでいい作品なんでは?と思わせる。
母役のエミリー・モーティマーは「マイ・ブックショップ」でもよかったけど、今作でもピュアで誠実そうな雰囲気で引き込まれました。
息子のフランキー役の子も賢そうでよかったし、偽の父役のジェラルド・バトラーも一見ぶっきらぼうなのに、なんだいいヤツじゃんと思わせてくれてハマリ役。
手紙がキーアイテムなんだけど、すごくうまい使い方だった。
ラストシーンのままエンドロールになるのが、しみじみと余韻を残します。憎いですねぇ。
息子を守る母と母を気遣う息子、なんていい親子関係なんでしょ✨💓