このレビューはネタバレを含みます
茶系の落ち着いた画面と
静かに展開する物語は美しかった。
希望を感じさせるエンディング、
子役たちの可愛らしさもよかった。
ただ、死を前にしたDV夫(元?)と義姉の
身勝手さがきつかった。
以下はその鬱憤です。スルーしてね!
✨✨🍐✨🗑✨🍐✨🗑✨🍐✨✨
暴力を恐れ、何年も定住できず逃げ回っている妻とその母親の恐怖、爪痕の無惨さ。
尋ね人の新聞広告を見つけ、電話で接触を拒む母親。
拒否られても、さらに写真入りで行方不明と掲載させる義姉の執拗さが怖い。
血は水よりも濃いからと、さまざまな懐柔策で無理矢理会わせようとする強引さ。
案の定、死の床にあっても謝罪は口先だけ。意のままにならないと激昂し罵る夫。
ホントにキツい。🥶
海辺の街での、あたたかな交流や、楽しいエピソードもあるんだけど、その横にある暴力の影が不穏で落ち着かない。
妻役の幸薄そうな困り顔も、むべなるかな。
抵抗できない妻子を傷つける男の卑劣さと
そんな男を擁護する身内……
結婚前にわかれば誰も被害者にならないけど、そういうヤカラは隠すのがうまいんです。
きっと母親は反対したでしょうに、恋愛中は贔屓目になっちゃうからね…😿
そのへんがつらすぎて、観終わったらズーンと墜ちました。打たれ弱いタチなんです……