ユウ

ロング・キス・グッドナイトのユウのレビュー・感想・評価

4.3
記憶喪失の女性教師が主人公。
娘がいるものの、夫はなく、娘の父親にまつわる記憶もない。
自身の過去を探る主人公は、自身が記した古いメモから自分に婚約者(エンゲージした相手)がいたことを知る。
その彼が娘の父親に違いない、きっと私が戻るのを待っている!

そう確信した主人公はさっそく彼に会いに行った。
婚約者は待ち侘びたと歓迎して、しばしの間、和やかな時間を過ごす。

だが、突如として彼は主人公を拘束し拷問にかける。

彼女の本当の職業はエージェント、いわゆるスパイであった。教師というのもミッションのための仮の仕事にすぎなかった。
そして、エンゲージしたというメモは婚約したという意味ではなく、ターゲットに接触したという意味だった。(エンゲージという言葉は元々、敵に遭遇したことや攻撃可能となることも含む)
自身の過去を、拷問の中で思い出した彼女は、ミッションの再開を選択。
対して、ターゲットである敵対組織は彼女の娘を人質に取る。


演出面は当時の映像技術からしても派手とは言えないが、鑑賞者を飽きさせない展開の速さとストーリーの収まりの良さは高いバランスを保っている。
かなり好きな映画だ。
ユウ

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