おばけシューター

ボウリング・フォー・コロンバインのおばけシューターのレビュー・感想・評価

3.6
結局、本作を観てもアメリカ人の真意がわからなかった。たしかに迫害と支配、蜂起と逃走の歴史が過剰な疑心暗鬼を作り出し、結果としてライナスの毛布のように銃を手放せなくなったという背景はわかるが、どうしても「死んでも銃は手放さない」という気持ちがこれっぽっちも理解できない。本作により、それが本音という説得力が増すだけに、より一層壁があると感じてしまった。