「SICKO」「華氏911」が良かったのでこちらも鑑賞。私はこちらの作品よりも前述の2作品の方が好きだと感じました。
銃の致死性に反して入手は非常に簡単。では何故銃はアメリカで規制されないのか。全米ライフル協会が政治家たちに多額の寄付をすることで、連邦政府が銃を規制しないよう取り計らっているから。さらに、銃を規制するどころか、まるで銃の消費を促すかのようにメディアは国民の不安を煽るばかり。アメリカには「銃を持った悪いやつがいるかも知れないから、銃で武装しなきゃ」という、銃が銃を呼ぶ異常な文化が蔓延っている。そのおかげで全世界に存在する銃火器のおよそ半数に当たる、4億挺の銃がアメリカにある状況が生み出されているようだ。
マイケル・ムーアの出す結論はいつも極端だが、極端な国アメリカならあり得ると思えてしまう。そろそろアメリカのいい面を描いた記録映画も観てみたい。
2023(42)
