編集がうますぎなくて上手い。センス、切り口、構成は巧み。その中で唯一銃支持者のインタビューの切り取りだけ微妙。わざとらしく醜悪に切り取られてるせいでブラックジョーヌたっぷりのカートゥーン風に感じる。こんだけ上手なドキュメンタリーなんだからもっと作為的に見えない編集ができるはず。そうではない部分にフェア精神を感じる。
そして基本的に監督が問いかけるのは事実と質問のみ。『自分は』こう思うのですが……という意見入れてない。データと実際の記録のツギハギで銃社会への避難を見せているのも面白い。問題提起の仕方が上手すぎる。
個人的に一番ビビりまくったのは事務所に飾られていた子どもの絵。ホラー映画でよく見る"me, dad, mom, 任意の化け物のあだ名"のアレより凄味があってリビングで「こ、コエ〜〜〜〜〜〜〜〜ｯｯｯｯｯ！！！！！」って叫んだ。
