ストーリー展開やスピード感が良くて、中だるみが無い所が脚本の良さという作品。
ただ、盛り上げどころがちょっと弱く、2人のバディ物としての熱さをもっと前面に出してほしかったところか。
ラッセル・クロウとの共演なので、もっと豊悦がショボく見えるかと思ったが、これは幸運にもラッセルがまだ若くて重さが無かったことと、豊悦の静かな演技が良くバランスがとれていた。
息抜きコメディーパートのヘレンが今一つ。
これは演技というより、キャラがかなりうざくて、ラッセルでなくとも怒りたくなる女性だったので、しょうがないところ。
それと10年前のスーパーガールの時の輝きが無かったのは残念だ。
サッと観てスッキリという作品なので、ハッピーエンドはしょうがないが、それにしてもユウジ君は何の罪にも問われないってのはちょっとやり過ぎかな。
ラストシーンで、キャラが立っていた手下のテツロウが助けに来て逃走とかにしておいたほうが良かったんじゃないかな。
余談。
なぜに「逃走遊戯」?
てっきり「死亡遊戯」の知名度に乗っかって・・・かと思ったが、よく考えれば死亡遊戯は1978年。これじゃ乗っかれないよね。
あ、リバイバルがあった。と思ったが、「死亡的遊戯」これは2000年。
どこから持ってきた邦題なのか謎だ・・・笑