ヒッチコックのミステリー作品の中では、最もリアリティがある作品。実際に起きた事件を忠実に映像化していて、撮影場所も実際の現場を使ったり、役者も一部は本人が本人役を演じていたりとの徹底ぶり。
ヒッチコ…
【ゆきゆきて、冤罪!】
冒頭部でいきなりヒッチコック自身の解説から始まる実話モノ。「世にも恐ろしい物語を皆さんにお見せしよう🤫」が気合入っている。
主演のヘンリー・フォンダ演じる薄幸な男が強盗に…
ヒッチコックとカトリックの関係はたまに論じられることがあるが、この映画ではそれが強く表れている。人間は原罪と裁きから逃れられないと言わんばかりのストーリー。実話が元とはいえ、普通の日常がサスペンスへ…
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「1953年1月14日早朝、この日をクリストファー・バレストレロは決して忘れることはない」
仕事が終わると地下鉄に乗り、競馬予想を読みながら朝食を食べ帰路につく。クラブのベース奏者マニーは、妻と…
間違えられた男(1956)大好きです。強盗犯に間違えられた男の話で、全然デカい話じゃ無いのが凄く良い。殺人も、サイコキラーも、国家の陰謀も、ファム・ファタールも無いけど、え!?どうなるの?と夢中にな…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
【descriptions】
保険会社にお金を借りに行ったら、以前来た強盗と間違えられた…。
1953年1月NYで起きた実話。
「間違えられた男」Mannyが警察署に連行されてからの緊張感が半…
実録ものということもあってかヒッチコックらしいサスペンスではなく、かっちりと作り込んだ画作りとユーモアなしで延々とひりつく緊張感が漂う冤罪ものの傑作
とことんリアリズムで突き詰めた巻き込まれ不条理…
冤罪についての作品であり、その恐ろしさをさまざまな切り口から描き、ゾッとする作品となっている。ヒッチコック作品の特徴でもあると思うが、冤罪についての作品でありながら、途中から、妻が精神を病み、その悲…
>>続きを読む逮捕から勾留までの主観ショットを駆使した演出による逮捕の不安感がカメラワークの絶妙さと共にヘンリーフォンダの表情によって決まっていた。全てが似ているだけで進み、ラストのキリストに似ている無実なヘンリ…
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