久しぶりのヒッチコック。
最近、弱い無実の人が追い詰められるサスペンスは少し苦手になってきた。特に今回は間違えられた男の妻も巻き込まれてしまう。
実話をベースにしていることから、むしろその事実こそに…
「元祖それでもボクはやってない」
あのサスペンスの巨匠ヒッチコック監督作品。1956年公開だから白黒。「間違えられた男」っていうなんのひねりもないシンプルな邦題が味がある。
ミュージックのマニー…
突然ある日、強盗犯に間違えられて逮捕された男の話。
『ヒッチコック/トリュフォー』で、奇跡の映画だと語られ、マーティン・スコセッシは何度も見たと言っている。
DVDの特典映像によれば、ヒッチコックが…
30年くらい前にテレビで女性の映画評論家がアルフレッド・ヒッチコックの映画はハズレがないと言っていた記憶がある。
間違えられた男はヒッチコックの映画の中で僕的には面白い方ではなく普通って感じ。
でも…
これは怖い作品でした。どうしょうもない、無力感に陥る恐怖ですね。
全くの無罪の罪で囚われ、いくら真実を述べても信じてもらえない、人違いをする証人ばかり、アリバイ証人は死んでしまってる。信じてくれる…
「1953年1月14日早朝、この日をクリストファー・バレストレロは決して忘れることはない」
仕事が終わると地下鉄に乗り、競馬予想を読みながら朝食を食べ帰路につく。クラブのベース奏者マニーは、妻と…
顔が似ているという不確かな証言により強盗の濡れ衣を着せられた男とその家族が、訳もわからぬまま日常から逸脱していく。
これが映画化の数年前に起きた実際の出来事という恐怖も相まって、ヒッチコックらしから…