雨丘もびり

ザ・ロックの雨丘もびりのレビュー・感想・評価

ザ・ロック(1996年製作の映画)
4.8
心ふるえる骨太なドラマ。
グッドスピード、メイソン、ハメル、
役名が記憶に残る丁寧な人物描写力。
カーチェイスとか爆発とかどーでも
いい私でも、「それだけ熱烈に娘に
会いたいってコト」とわかって感動。

シャワールームに満ちる理不尽な悲
しみには泣いてしまった。悪い人が
誰も居ないのに、なんで?
戦争ってひどい。悲しすぎる。
あの場で「...あんまりだ」って涙を
流したグッドスピードを、メイソン
は二人きりになっても撃たない。殺
して逃げることもできたのに。
そして逃げていたら、娘のいる街に
ミサイルが撃ち込まれていたかもし
れない。
ちょっ...完璧か!この映画、完璧か!

えええ〜!?なんか車がロボットに
がしゃがしゃ変身するヤツは私劇場
でガン寝かまして同行者の機嫌を酷
く損ねたのですが、コレ本当に同じ
監督の映画なの?!

「トロッコ?」と思ったけど、アレ
を通してグッドスピードが悲しみと
責務を背負う意義は深いと思う。
OK、あれも必要なシーンだきっと。

冒頭のVXガス奪取作戦には居なか
った海兵が、ザツにミサイル扱って
ハラハラを高めるの巧いねぇ。



....言いたいことが、無くはないw。
緑色の板にトランジスタ1個付いた
だけの制御チップよwww。
そこ心臓じゃなくて胃では?
ってゆうか手に付きましたよね(怯)。

ご愛敬なチャームポイントも楽しい♪
ただ美容師のカマキャラ付けは本気で
要らなかった。
あと字幕なっちゃんで0.2減。

ハンス・ジマーはちゃんとメロディを
書いてホルンにギンギン歌わせて🙏。
重苦しいシンセの長押しばかりじゃな
くて、この映画のサントラみたいなの
もっとおねしゃす。曲超良かった😭💕



画面(撮影カメラ)に水滴や血が付くの
あちゃー残念!ってちょい冷めたけど、
もしかしたら若山コネリーに興奮した
私の鼻血とヨダレがPCに飛んだのかも。
ごめんあそばせ~💕

「負け犬はいつもベストを尽くした
 と言い訳する。生きて帰って美女
 を抱く者こそが勝利者なんだ。」
(Losers always whine about
 their best.Winners go home
 and fuck the prom queen.)
「...カーラは絶世の美女だ。」
(Carla was the prom queen.)
「本当か?😎」「ああ😠」
(Realy?)( Yeah.)

"The tree of liberty must be refreshed from time to time with the blood of patriots and tyrants."
Thomas Jefferson.
"patriotism is the virtue of the vicious"
according to Oscar Wilde...thank you for making my point.

【日本語吹替スタッフ素晴らしい☆】
翻訳:栗原とみ子
演出:中野洋志
監修:岡本企美子