Nakanishi

暴力脱獄のNakanishiのレビュー・感想・評価

暴力脱獄(1967年製作の映画)
4.4
もっとアウトローでむごい映画なのかと思ってたらちょっと違いました。ルシール(?)が洗車してるシーンはアホ過ぎて笑ってしまいましたし、ゆで卵を50個食うという、どうしようもなく馬鹿げた企画に真剣に盛り上がる囚人たちは、完全に男子校のノリ。

そんな中、過酷な環境でも楽しく生きるという信念のある主人公。周りの囚人たちも巻き込んで、どんどんいい方向へ進んでいきます。

母ちゃんとの面会シーンもいいシーンでしたし、ラストはニューシネマらしからぬ妙なしっとり具合。もっとドカーっと人生大往生!ヒャッハー!な感じを予想してました。相棒のドラッグが主人公ならそうなっていたかも?

とにかく笑いあり、涙あり、といった感じで最高でした。ポール・ニューマンめっちゃかっこいい。
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