ダーク魔カスコス

ヘブンズ・ドアのダーク魔カスコスのレビュー・感想・評価

ヘブンズ・ドア(2009年製作の映画)
3.9
🚪ヘブンズドア🚪
〜だが断る〜

「海行ったことないし」
「え、ないの、いったこと」

「もし、人生が2回あるんなら言うこときく。でももうこれで終わりなんだからきけない!」


ドイツ映画、死ぬ前に何するだあ映画の傑作「ノッキンオンヘブンズドア」の日本リメイクです。余命わずかの2人が無敵パワーでやりたい放題しつつ海を目指します。

海を見たけりゃ作ればいいじゃないという埼玉県人の人は、跳んで埼玉2を見ましょう。埼玉に海を作る!🤣あれおもしろかったわー。


🎬長瀬智也(マサト)
クソかっこいい。役イメージにぴったり。ティル・ジュヴァイガーの代わりはあんたしかいねえよ。


🎬福田麻由子(ハルミ)
なんと今度のパートナーは14歳の女の子に。同じのを作っても仕方ないから、いい着眼点だとは思いますが、原作好きには不安しかありませんよね。

演じるのは福田麻由子。ホラードラマ女王の教室で鬼ババと戦ってた子ですね。久しぶりに見た。

原作にあった男同士の味わいは消滅します。代わりにジャン・レノと広末のWASABIみたいな味わいが生まれてるかな。

「マサトみたいなバカの野蛮じゃなくて、優しくてかっこいい王子様みたいな人としたいの」
「そんなヤツ世の中にいるかよお」

キスについて、こいうやりとりが出てくるので、「それ、ノッキンオンヘブンズドアとちゃうやろ💢」となる人は「だが断る」でいいと思います。たぶんそこかしこでイライラすると思います。

私は「だから気に入った」派です。これはこれで楽しかったな。ハルミかわいい。


🎬コメディ薄めでウェットに
原作にあったバカみたいな愛すべき人たちが消えて、シリアス味が増してます。あれが好きな人はシンプルに残念でしょうね。

あとコメディ感が薄くなったら、2人のやりたい放題犯罪劇が笑い事じゃ済まくなるんじゃないかと思われますが、私はそんなことなく普通に見れました。


🎬106分
原作は90分でかなりテンポが良かったのに、16分も増えてます。少しテンポは悪くなりました。まあ気になるほどじゃなかったですけど。

残された命で何するだあ映画のオススメ「余命90分の男」。余命90分じゃ見れなくなったじゃないか、酷い。


パートナーが女の子になるという大きな変化はありましたが、うまく料理していたと思います。

しかし、ところどころテンポが悪かったり、ユーモアが減ってたり、「それおかしくねえ?」となるところが減点ですね。

正月休みというかけがえのない人生を無駄に過ごした愚かさを噛み締めて鑑賞しました。


⚠️コメント欄はネタバレです⚠️