こっふん

猿の惑星・征服のこっふんのネタバレレビュー・内容・結末

猿の惑星・征服(1972年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

2024年 111本目

・歴史は繰り返される。前作でジーラが言っていたように、猿が革命を起こす未来が訪れてしまった。ただ何もかも人類が悪い、自業自得。避けられない運命なのか。
・猿への不当な扱い、アーマンドの死等を通して、シーザーが人類に憤っていく様がうまく描かれていた。
・猿を使役すると、それによって職を失った人々が人間を雇用すべきとデモを起こす。現在実際にAIに仕事を奪われる問題があるため、こういう本当に起こりそうなラインを突いてくるのが本シリーズの恐ろしいところだと思う。
・猿を奴隷化するのは、人種差別に近い感覚なんかなと感じた。自分たちより劣っていると判断した種族を服従させる。
・ラストの反乱シーン。やはり暴力は暴力で上書くことでしか収められないのかと悲しくなる。
・かなりメッセージ性が強い作品。やっぱり人間って愚かで、罪深い生き物だと思わされる。
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