ヒラリー

「女の小箱」より 夫が見たのヒラリーのレビュー・感想・評価

4.0
女優陣がめちゃくちゃ良い…若尾文子、岸田今日子、江波杏子て…
冒頭のあややのお風呂シーンが家庭的でいて色っぺぇなぁ…ありがとう。。。
自社株を成り上がり(田宮二郎)に買い占められて上の人間はヤキモキ、証券会社課長の旦那はその男の会社の秘書(江波杏子)を垂らし込みどうにか今の立ち位置を守ろうとする。
こんな美人な妻(あやや)ががいるというのにほったらかしとはとんだ亭主だ。
間女が江波杏子っていうのがね、いいね、魔性の女だよ。。
クラブのママ(岸田今日子)に身体で金を工面させ、その金で株を買う二人三脚体制だがこの映画に出てくる女達は尽く男に愛されてない。
金よりも愛。だがその愛は相手からは貰えない。だから他の人に求めてしまう。
それが幸か不幸か…
田宮二郎の熱血漢役が好きだし顔も身体も良いからなんでもOK許しちゃう!と言いたいところだがあややの旦那がクズ過ぎて薄れてるだけなんだよなぁ。
会社の為に出世の為に家庭を省みない旦那vs金の為出世の為なら女は唯の道具の成り上がり
仕事の為とはいえ浮気は浮気、旦那の言い分も暴力もクソ野郎過ぎて不幸になるのはお前だ!!!と思ってたのになぁ。。途中から殆ど空気だった。
女に狂わされる男と男に狂わされる女
株と私どっちが大事?私と仕事どっちが大事?
こういう事を問える女は強いな…答えが怖くて聞けないわ。
あややがメインどころだけど岸田今日子が食っちゃった感。
夫は見たというが夫は何も見てない。ばかたれである。
ヒラリー

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