このレビューはネタバレを含みます
エルンスト・ルビッチのサイレント。活弁付きでした。こんな丁寧に説明してくれるのね…。
絵に描いたようなビッチ女は、イラつくを超えておもしろかった。すごいわ。不倫ものだけど、本当に悪いやつはビッチ、じゃなくてミッヂだけだし、まあいいや。
ストーリーはさておき、よく出来た映画だ。サイレントでもドタバタのすれ違いが分かりやすくて、コントみたい。最後は成り行きでいい感じに丸く収まるし、オチまでついて、しっかり計算されています。ホテルでのエレベーターの行き違いはありぎちだけど見入ってしまう。Fifty-fiftyという謎の着地点で納得した(させた?)シャルロットも、それを信じない能天気な旦那もかわいいよ。そしてグスタフがんばれ!たぶんミッヂとは続かないぞ!
バラとかネームカードとか、物の動きがおもしろい。ゆで卵とコーヒーのキスが最高。もっとルビッチ作品を観てみたい。