kazu1961

結婚哲学のkazu1961のレビュー・感想・評価

結婚哲学(1924年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-259 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋エルンスト・ルビッチ監督のサイレント期の最高傑作の一つですね。数多くの名作を生んだ洗練された映画技法は健在、ヨーロッパ風のソフィスティケートを映画の中に持ち込んで初めて成功した作品です。ソフィスティケーティッド・コメディ、これぞルビッチの真骨頂ですね!!

🖋本作は二組の夫婦と一人の独身男性が織りなす恋愛模様を描く喜劇。ルビッチが前年のチャップリンの『巴里の女性』に刺激され作ったと言われています。特にクライマックスが最高!!夫婦の誤解をそのままに幸福な終幕を迎えるあたりがルビッチならではの洗練されたエンディングです。

🖋またルビッチの小物使いの演出も最高。
花、手紙、帽子。。。巧みな洗練された上品な演出に目を奪われます。

🖋妖艶で多情な女性をマリー・プレヴォー、彼女の友人で無邪気な人妻をフローレンス・ヴィダーが演じ、男性2人(アドルフ・マンジュウ、モント・ブルー)を交えた四角関係の恋愛模様をコミカルに描いた作品、ルビッチ得意のジャンルを確立した作品ですね!!

😊Story:(参考: 映画ナタリー )
ウィーンに住むシュトック教授は夫婦の間に倦怠期を迎えていた。一方、妻のミッツィは親友のシャルロットの夫フランツに心を寄せはじめていた。妻の浮気に気付いたシュトック教授が探偵を雇ったことから、二組の夫婦のドタバタ劇が始まる。

🔸Database🔸
・邦題 :『結婚哲学』
・原題 :『The Marriage Circle』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1924
・日本公開 : 1924/10/03
・上映時間 : 85分
・受賞 : ※※※
・監督 : エルンスト・ルビッチ
・脚本 : パウル・ベルン
・原作 : ロタール・シュミット
・撮影 : チャールズ・ヴァン・エンガー
・音楽 :
・出演 : アドルフ・マンジュー、フローレンス・ヴィダー、モンテ・ブルー、マリー・プレヴォー

🔸Overview (参考:映画. com )🔸
オーストリーの首府ウィーンを背景とした結婚問題劇で、ロタール・シュミットの原作を、パウル・ベルンが脚色し、エルンスト・ルビッチが「ロジタ(1923)」に続いて第2回米国作品として監督したものである。「本町通り」のフローレンス・ヴィダー、「本町通り」「舞姫悲し」のモント・ブルー、「結婚とは」「女は曲者」のマリー・プレヴォー、「巴里の女性」「世界の喝采」のアドルフ・マンジュウ、「女の魅力」のクレイトン・ヘール等が主役の立派な役割をもって演じられている。
kazu1961

kazu1961