もんたろう

若者たちのもんたろうのレビュー・感想・評価

若者たち(1967年製作の映画)
4.4
主演田中邦衛の文学作品。
結局北の国からはここに原点があるのだろう。
自分と家族の家を作りたいって言ってたし。

正月に上司の家庭に呼ばれて、結婚を進められる田中邦衛の回答が名演技過ぎますね。
勿論脚本も最高なんですが、田中邦衛の名演技あってこそでしょう!
俺も春が好きだよ。

五人兄弟それぞれ見せ場があるのに87分で収めちゃうんだからやっぱり脚本も神がかってますね。

山本圭演じる三男の三郎もまた良い。
タバコを捨てながらいつから好きだったかを答えるところが好きです。その答も。
林修先生もビックリするよね。

映画にタラレバ言ってもしょうがないけど、夢が持てないと断られるシーンの田中邦衛ダメだよ。
自分の良さをほっぽりだしてはダメ。「何を言ってもダメなのか」とパーミッションを得ようとしてはダメ。ダメ元でも追っかけないのはダメ!
まあそれもこれまでの自分の自信としてきた部分がコンプレックスと表裏一体だったってことに直面させられたんだから身動きとれなくて当然と言えば当然なんですが。。。
と最早若者ではない単身者が言ってみたりして。

末吉はあのまま二浪しても早稲田には受からないから好きにすればいいんじゃないかな笑
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