ハナカズキ

グッドモーニング、ベトナムのハナカズキのレビュー・感想・評価

4.8
今日は4年に一度の特別な2月29日。なので、私の大好きなこちらの作品のレビューをあげることにしました。

1980年代半ば頃はベトナム戦争を扱った映画が多く、ぱっと思いつくだけでも「プラトーン」や「フルメタル・ジャケット」「ハンバーガー・ヒル」などがありますが、本作もその一つ。ベトナム戦争を舞台にした映画の名作です。

米軍兵士たちの士気を上げるため、アメリカ軍放送のDJとして戦地に赴いた人気DJクロンナウアーから見たベトナム戦争を描いています。

このDJを演じたのがロビン・ウィリアムズ。これがまさにはまり役で、彼のいいところすべてが詰まった名演技でした。序盤は、ロビン・ウィリアムズのマシンガントークと軽快な音楽に乗せられて楽しい気持ちにもなります。

戦争映画ですが、残虐で怖い場面や悲惨な場面などはほとんど出てきません。でも、もちろん楽しい映画でも戦争を肯定するような映画でもありません。これは戦争の虚しさを映し出す作品でした。

美しいベトナムの風景。戦闘シーンで流れる”What A Wonderful World”の美しいメロディ。映像と音楽のギャップがかえって戦争の虚しさを引き立たせます。初めて見た時から何十年も経ちますが忘れられないシーンです。

そして、何と言ってもロビン・ウィリアムズの名演技はこの映画の見どころの一つでしょう。陽気な彼の笑顔の、瞳の奥に秘められた悲しさ。素晴らしい表情、演技でした。

この映画でロビン・ウィリアムズはアカデミー主演男優賞にノミネートされ、スターへと駆け上がりました。

で、なんでこの超名演技でオスカー獲れないの?はっきり覚えてますけどマイケル・ダグラスが獲りました。オスカー受賞の「ウォール街」も見たけど、納得できません(笑)

以上、ロビン・ウィリアムズファンの偏見に満ちたつぶやきでした😂

初見は公開時に映画館で。
ハナカズキ

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