このレビューはネタバレを含みます
前半は場違いの男がただ盛り上がるだけだと思った。
後半から一気にシリアスになる。
ベトナム帰還兵は、精神病になった人が多いと聞いたがそりゃ私服で仲良かった現地人がテロリストでした。となればそうだろう。
主人公の少年に対する上から目線な態度は好かなかった。その少し前に今から戦場に行く兵士たちを見送る際に新兵たちが見せた顔が1番忘れらない。
すでに奪われたベトナム人、これから奪われるアメリカ人と感じてしまった。
自由や平等、正義を掲げるには権力者だがその大義の元で死んでいくのはいつだって市井の人々だ。