2020年35本目
最初から最後まで不思議な感じの映画だった。
映像も音楽もイリス役の女優も綺麗で魅了された。
彼女は幾度も自由になれるチャンスはあったのに靴の魔力なのかだんだんと死に近づく感じがし…
ソーダ水工場で作業中に誤って薬指の先端を切り落としてしまった20歳のイリス。その事故をきっかけに街を出たイリスが見つけた新しい仕事は古びた三階建ての“ラボ”で出会った“標本技術士”なる男の助手。個人…
>>続きを読むこの原作から小川洋子を知ってしらみつぶしに読み始めたので、最初からその再現度に大感動した。あの独特な、甘ったるい悪い夢のような世界がここにある、、、プラスされた部分などありつつも、全部がイメージその…
>>続きを読む映像がねー、生気無くて死んでるのに生々しいんだよね。終始あったかいのにひんやりしてるような気持ち悪い感触惹かれちゃう。特にあのお風呂?みたいな場所。あんな場所出会っちゃったら絶対に何度も行ってしまう…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
個人的には好きな映画ナンバー2。
アンニュイな気分になりたい時に何度でもヘビロテしたい映画。
映像が綺麗。
フランス映画の情緒的な部分とうつくしさと、ほんのり見え隠れする小川洋子の死の世界観を上手…
このレビューはネタバレを含みます
元女子寮のラボ、標本技術師、靴磨きのおじさん……なんの違和感もなく映像化されていることに驚いた!!
主人公のイリスは最初から最後までじっとりと汗や雨で濡れてて、それが無機質で冷たい建物や標本、…
かえって舞台がフランスだったことが、
自分では見つけられない世界を、
誰かに見せてもらっているような、
原作の遠い世界の雰囲気を
壊さずそのまま感じることができたのかなと
思いました。
挿入歌も…
素晴らしいです。
21歳の色香が覚醒されていくさまを見た。見てはいけない世界をのぞいてしまった気持ち。ドキドキ。
衣装がツボ!フランソワ・オゾン作品を全て担当しているスタイリストさんで納得。透けの…