コロンビアのカバ

薬指の標本のコロンビアのカバのネタバレレビュー・内容・結末

薬指の標本(2004年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

TSUTAYAでレンタルしてきました!r18指定されていると思わなくてびっくり。

映画にするにあたって多少付け足されたり省かれたりしているところは置いておいて、それ以外は私が小説を読みながら頭でイメージしていた風景と9割9分同じでした。
空気感とか、色合いとか、全部私の解釈とは一致でした(TT)

フランス映画だからそもそも原作と舞台が違うとかはあるけれど、むしろあの雰囲気を日本の街並みで醸し出すのは難しいだろうなと思うし、おじいさんに靴を磨いてもらっているシーンでラジオからシャンソンが流れていたという描写もあったからフランスで映画化されてほんとに良かった…!!と思いました。

浴室も私のイメージとほぼ同じだったのですが、博士が主人公の古い靴を脱がせて床に叩きつけるシーンを映像でも見たかったな、と少し残念です。
性行為するシーンも生々しいな〜と感じたけど映像で原作の妖美(とまでは行かないけどどこかもの一つ一つが息をしているような)な雰囲気を出すにはあれくらいしないといけないのかな〜なんて、映像を作る側の方にも思いを馳せて見られてとても良かったです。


博士と主人公の年の差ある感じ、そんでいて博士がすぐ寄ってくるあの感じがキモくて最高です!

また観たいです。最高でした。