記録用
一番恐怖した映画。
というのが公開当時に映画館で観たときの感想。あの女の子とかホラー演出が普通に恐ろしかった覚えがある。
大人になって改めて観てみた感想はまた少し違っていて、オチを知ってるからというのもあるけど、ホラー要素よりも人間ドラマとしておもしろかった。
コールとマルコムの関係やコールと母親との関係性。当時の記憶には残っていない部分の方が見応えがあった。
特に今回の視聴で印象的だったのはコールの母親だったかも。子供の頃に観たときは良い母親には思えなかったんだけど、大人になって観てみるとちゃんとコールのことを愛していて息子のために頑張ってるのが見て取れて切ないくらいだった。
これは私の勝手な想像だけど、ラストのコールとの車内での会話から察するにおばあちゃんも霊感体質でコール同様に霊と対話したりしていたのでは。それを知らなかった母親はコールに感じていたように隠し事をされている孤独感をおばあちゃんにも感じながら育っていたのかもしれない。墓前で質問した言葉から私はそう感じたのだけど、コールから秘密を打ち明けられたことで母親もまた長年抱えてきた孤独から解放された瞬間だったのかなって。
ヴィンセントの存在が結果的にコールを救ったっていうのもなかなか心にくるものがあるし、衝撃のラスト以外の部分もちゃんとおもしろくて名作なのも納得な映画。
