このレビューはネタバレを含みます
小学生くらいの頃に一度鑑賞済みで、有名などんでん返しについてはぼんやりと知ってる状態で鑑賞。
面白かった！！！
かなり好きな作品。また観て良かった。
ジャンルはどうなるんだろう。
ホラー×ヒューマンドラマ？
まず、精神科医のマルコムと幽霊が見える少年コールが少しずつ絆を深める描写が温かくて良い。
背中を押されたコールが勇気を出して恐れていた幽霊との対話を選び、殻を破って成長する様子はマルコムと一緒に拍手したくなった。
本当にすげぇよコール……カッコいいぜ。
散りばめられた伏線を丁寧に回収していく終盤は、秘密を知っていても気持ち良い。カメラが引いてドアの前に実は荷物が置かれていることが分かる演出が特に好き。
地味だけど良い演出が多かったと思う。
最後、マルコムが自分の死に気づいたことによる悲しみ、コールを救えたことに対する安堵感、妻から意図的に無視されてなかったことによる嬉しさ、妻に幸せになって欲しいという願いなど様々な感情がどっと伝わってきてこちらも泣きそうになってしまった。
洋画ホラーでは幽霊と悪魔を関連づけているのはよくあるが、この作品は幽霊に焦点を当てて撮られていることが個人的に良いなと思った。
じっとりとした雰囲気が日本のホラー映画にちょっと近いような気がする。
どんでん返しの記憶を消してまた観たい。
