ダグラス・サークを見る上で色々調べると「メロドラマとはメロディー・ドラマの略で、音楽が観客の感情を扇情している」とのこと。
なるほど!
聞くも美しい、まさに感情を煽るような極上の旋律が、ここぞと…
天は全て〜の雛形の様な、と言うか一卵性双生児以上クローン未満作品。最後の最後でハッピーエンドをぶち込んで来て、キリスト教的には正しい作品かもしれないが、大きく肩透かしを喰らい、ご都合的で辟易した。成…
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甘いアレンジのクラシック音楽と黄、紫、緑を基調に華やかな色彩や陰影に目と心を奪われた。救いはあれども傲慢な人間の命と誠実な人間の命の重さ、希望をもたせることの残酷さなど結構重い。豊穣を願う祭りはポル…
>>続きを読む間接的に夫の命を奪った男を許し愛することはできるのかという傑作メロドラマ。男女の間にある乗り越えるべき障壁はデカければデカいほどいい。中途半端に開いたままの扉と影にドキドキする。キャットアイフレーム…
>>続きを読むダグラス・サークの演出はどうしてこうもすごいのか。大映ドラマの如く次々と用意された試練を経て改心し功徳を積んで救済されるご都合主義的な物語がこの上なく素晴らしく感じる。原作はルター派牧師によるものだ…
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感傷的なショパンを感傷的な場面で使う、正に原義通りのキッチュ!!
若大将みたいな外貌をして、初っ端から青大将的な事故を派手に起こす道楽息子の主人公ロック・ハドソンが、これまた『乱れ雲』の加山雄三を…