このレビューはネタバレを含みます
【あらすじ】
麦畑が一面に生い茂るイタリアの小さな村で暮らす少年ミケーレは、ある日不審な穴を見つける。
そこには鎖で繋がれた少年フィリッポが監禁されていた。動揺しつつもフィリッポと秘密の友情を育むミケーレ。しかしその裏で大人達が不穏な動きを見せ始めていた。
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2003.冬
どこでタイトルを知ったのかわからないが、穴を覗き込む少年のポスターが印象的で高校の時に初めて1人で都内に観に行った映画だったと思う。
フィリッポの「君は僕の守護天使なの?」というセリフがとても印象に残っている。
ミケーレが聡明な子で勘も良く、かわいい。
2人の物語の裏で、この村の大人たちはたぶん全員グルで子供を誘拐して生計を立ててることが読み取れ、ラストはフィリッポと間違えて実の息子のミケーレを父親が撃ってしまい、大人にとっては因果応報な結末となる。
「僕は怖くない」にどんな意味がこめられているのかいろいろ読み取れる深い映画だと思う。
すごい面白かったわけではないけど、なんか惹かれて好きな映画なんだよね。ポスターも持ってる。