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嵐を呼ぶドラゴンのXXXXXのレビュー・感想・評価

嵐を呼ぶドラゴン(1972年製作の映画)
3.6
チャン・カイタイ、悲劇のヒーローことアレクサンダー・フー・シェン主演の幻の功夫映画!

少林寺が焼き討ちとなり、命からがら逃げてきた洪煕官。方世玉と出会い清王朝と闘争がはじまる...。
タイトルがとんでもなくダサいけど、地味ながらもなかなか面白い作品。

チャン・ツェー監督らしく、相変わらずの残酷描写のオンパレード!主演のアレクサンダー・フー・シェンは、イケメンno.1カンフースターで、ブルース・リー亡き後将来を期待されていたものの、若くして亡くなった悲劇のスター。陽気で正義感の強いキャラクターは、もしかしたらジャッキーの原型となったのかも...。
チャン・カンタイも70年代のジャッキーブレイク前の、香港映画を支えたカンフースターです。
洪煕官と方世玉は実在した武術家で、後年ジェット・リーによるリメイク作『方世玉』や『新少林寺伝説』なども作られているくらい、中華圏では有名な武術家。

とにかくド派手なジェット・リー作品とは違い、今作はカンフーがなんかもっさりした割と地味な作品。
とりわけ面白いのが、残虐シーンは画面が真っ赤に反転したり、脱出の為に監獄での穴掘り大作戦など、70年代らしい珍作に仕上がってます。笑

ブルース・リーの死後、70年代香港カンフー映画は雨後筍の様に日本でも公開されて、当時は空手映画とかドラゴン映画と呼ばれていて、若者に人気だったとか...(今とは大違い!←

恐らく、タランティーノも今作見てるだろうし、『キル・ビル』の生き埋めシーンなんかは、今作からインスパイアされたのかなとか予想。ジャッキーやドニーさんの作品と比べると、相当地味な作品だけど、香港映画ファンなら要チェキ⭐︎
クリスマスにこの作品をチョイスするのが、自分がモテない理由だと思う(涙)

ちなみにちなんでおくと、映画誌スクリーンより80年代のジャッキー・チェンの記事を集めたアーカイヴ特集号が、年末に発売されるとのこと。スクリーンオンラインストア限定発売みたいなので、ジャッキーファンはヨロタノですよー!(こんな時にもステマ
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