超空間コベ

嵐を呼ぶドラゴンの超空間コベのレビュー・感想・評価

嵐を呼ぶドラゴン(1972年製作の映画)
4.0
カンフー映画ではおなじみの、
反清復明ストーリー。
今作でも、例によって少林寺が
派手に焼き打ちされます。

…ん?少林寺では、弟子同士の
交流が充分でなかったのか?
2人の主人公が互いに面識の
無かった為、面倒な事態に…。

敵のアジト地下室に囚われた
チェン・カンタイを救うために、
アレクサンダー・フー・シェンが
とった方法が…

「こちらのアジトから、8日間かけて
トンネルを掘る」
というマンガ的な作戦!!☆(笑)

一人を救出するのに、そこまで
広く掘らんでもええんちゃうん?
って感じの立派なトンネルを
あんなスローペースで…。
そもそも、どんだけの距離!?

「無理だ、諦めろ」
と言われるほど、無謀な事らしい。
…なんて思ったら、いきなりゴール!!(笑)
何やねん、この超御都合展開は…。

そんなワケで、最終決戦!
怪しげなラマ僧4人衆をはじめとした
敵集団との大流血バトル開始!
(ラマ僧というより、インチキムエタイ
使いっぽかったけど)

誰かが致命傷で流血すると同時に
画面が赤転するんだけど、
レイティング対策とかじゃなくて、
流血をチープに見せないための
効果だろうね。十数回と出るうちに
「ホラまたきた☆ブハハハ」
となります。(笑)

最終的には敵味方のほとんどが
死んで、決戦場の丘は死屍累々…。
やっぱり戦いって空しいよな。

―――とか思ってると…!
(※↓コメント欄にネタバレ)


↑Filmarksでは1972年になってるけど、
公開は1974年ですね。

「『燃えよドラゴン』に続く
猛烈アクション第2弾!」
「この迫力!この凄さ!
『燃えよドラゴン』に続く本物に
ヤングの話題集中!」
(←当時のチラシより)

カンフー映画(邦題)における
「ドラゴン」即ち、
ゾンビ映画(邦題)における
「オブ・ザ・デッド」。
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