★全体を通して
岩井俊二filmならではの詩的な描写、
手紙を通した会話のやりとりが心地よかった。
この手の昔ながらの日本映画、
嫌いじゃない。って言いたくなる。感じが最高笑
(人によってはわざとらしくてキザに感じるところが、意外と結構僕は好きです。)
・やまびこのシーン
・落書きや図書カードの裏に描いてる
→似顔絵描いてるのはウルっときた!
などなど。
岩井監督は割と直接的じゃない描写の印象が強かったのですが、ところどころエモーショナルな描写やユーモアラスな演出にワクワクしました。
★脚本に関して
まず設定が面白い!!
・渡辺博子(中山美穂)
・藤井樹(中山美穂)
・藤井樹(2年前に亡くなった男)
中山美穂が1人2役を演じ
片方は同姓同名のクラスメイト
もう片方は亡くなった藤井樹と結婚する予定だった女で、死を受けいられない渡辺博子が藤井の住所に手紙を書くところから物語は進みます。
手紙を通して、
藤井樹死を通して、過去を辿り2人(どっちも中山美穂)が感情に向き合う姿がとてもノスタルジックで、北海道の雪のコントラストと相まって最高の雰囲気に仕上がってます。
若い頃の豊川悦司の演技がなんか新鮮でした!!(ちょっと声高い??)
叫んだ後の「今ええところやから」良かった。。
P.S.中山美穂が個人的にあんまり好きじゃなくて、でも今作は結構良かったと思いました。